●StickamとUstreamを比較してみる
まずはStickamの継続調査から。
1.双方向ライブストリームについて
画面(映像の同時ライブストリーム)は1プレーヤーあたり外部6人がMAXだけど双方向ライブストリーム自体は最大12人まで可能らしい。
ゲストを呼ぶときや、今後協力者を募る場合は、別途skypeを使用することを考えてはいたが、Stickamを使ってもらうことでのゲストとの2画面中継なども容易になりそうだ。
2.Stickamプレーヤーについて
ライブストリーミングを流すプレーヤーでもあり、ブログパーツでもあるStickamプレーヤーは、他にもStickamにアップロードした動画をFLV(フラッシュビデオ)形式で再生、音楽や写真の閲覧も可能になっている。ただし、アップロードできる容量は2GBまで。以前は500MBまでだったようなので、今後さらに増加する見込みはあるが、動画のアップロードと蓄積ならば、既存のサービスの方が優れている部分も多分に存在するので、あくまでおまけ的な要素として考えておくべきだろう。(ただし、プレイヤーの使い勝手はなかなかいいし、ブログパーツでもある点を考えると十分な魅力になっている)
試しに、いくつか動画をアップロードしておいたので今現在、特設ページやブログトップに新設したプレーヤーで再生することができるようになっている。
また、ライブストリームを録画できるので、このプレイヤーで過去の番組を再生することもできるようになっている。ライブストリームの録画は容量無制限とのことだが、録画時間にはやはり1時間の制限がある。
実際に番組を録画する場合、どこかのタイミングでライブを中断し、2,3回に分けて録画する必要があるというこだーね。
これまた試しにルンダ一般Dを攻略する動画をライブストリーミングから録画しておいたので、プレーヤーで見ることができるようになっている。
このプレーヤーは大小様々な8タイプの形式が選べ、スキンのカスタマイズも可能。カスタマイズしたプレーヤーは6つ保存することができる。
今は特設ページに480*480の最も大きいタイプを設置しているが、ブログサイドバーに小さいタイプを設置しておいたので、作業中で大画面を見にくい方にも対応することはできそうだ。
それらも踏まえ、いくつかのサイズのプレーヤーで、視聴者が自分に合ったサイズで番組を見ることができるように複数のページを構成しておくつもりだ。同時に、前回半ばやっつけで作った特設ページを改装する予定。
こういったことが簡単にできるのはけっこうな強みだなぁ。
別件だが、MMN24さんがあの土壇場で出てきた専用ページに対応していたのを後で知った時はびっくりだった。お忙しそうなのに対応ありがとうございます。
3.コミュニケーションツールについて
Ustream同様、Stickam側で用意されているチャットもある(Stickamプレーヤーとセットになっている)のだが、残念ながら利用するにはStickamへのメンバー登録が必要なので、受信側とのコミュニケーションについては、これからもしたらば掲示板をそのまま利用することになると思う。
元々、掲示板からの投稿を受け付けているわけで、ログが流れるチャットでは不適切な側面もあるしね。
掲示板は今後もインラインフレームによる同時表示で、1ブラウザで掲示板とライブ画面を同時に見ることができるような仕組みでやっていくつもり。
ブラウザの設定によってはインラインフレームは悪用されることがあるため表示できなくしている方も多いかもしれないが。それらのご要望については随時受け付けているのでお気軽にお話下さい。
以下、Ustreamとの比較
・Stickamプレーヤー自体が重い&プレーヤー単体の音量調節ができない
チャットやライブ参加メンバー画面など複数の要素を詰め込んでいるものは重い。
もともとFLVと相性があまりよくないFireFoxだと読み込みに時間がかかる。
また、動画再生機能などを使う場合FLVのストリーミングに時間帯によっては、
かなりの時間を要することもあるようだ。
また、プレーヤーに音量調節機能が無く、オンオフしか備わっていないため、
ボリュームコントロールは別途違う形で必要になる。
・どーでもいいけどStickamのサイトは見た目はいいけど不親切だ
Ustreamが非常にシンプルで分かりやすい作りだったのだが、
どうにもStickamの作りは一般受けのよいデザインとでも言うべきか、
派手めな明るい配色なのもそうだが、
なんでもかんでも1ページに詰め込んでるので、
非常にごちゃごちゃしていて見にくいという印象がある。
メニューも大雑把で階層が分かりずらい上に、
SNS機能が無駄に表に出てくるせいでページ内情報が肥大化してしまっており、
動画などのコンテンツ共用サイトなんだか、
コミュニケーションサイトなんだかといった中途半端な印象を受ける。
一般受けはしやすいし、サービス内で楽しむにはよさそうだが、
おいらのように放送を自ページ主体で行うような、
いわゆる「必要な物を必要なだけしか使わない」タイプには邪魔にしかならない。
この辺はUstreamとStickamのサービスの方向性の違いだろう。
そう考えると方向性としてはUstreamのほうがオレにはあってるんだと思う。
まあ・・・根本的に英語しかないUstreamよりゃ日本人にはよっぽど易しいけどさ(笑
・詳細な設定ができない
各種設定でも画質の調整や、音量微調整、画面サイズなど、
なにかと数字が出てこないのでわかりずらい。
高画質・中画質・低画質と3種類が大雑把に用意されているだけだったりで、
かなり大雑把にしか調整はできないようだ。
しかも低画質だとサイズが小さなサイズに変更されるところも厄介。
Ustreamに慣れていると、そういった細かい調整ができないのが非常に歯がゆい。
Ustreamが技術系の人間にウケがいいという理由も良くわかる気がする。
逆に基本的なことに関してはよくできているし、
ヘルプなどのサポート面も充実しているので、
ライブストリーミング初心者には非常にわかりやく手を出しやすい感じはする。
・プレーヤーの種類が多いのが良い
Ustreamのプレイヤーもシンプルかついくつかのオリジナル機能があってよいのだが、
ブログパーツとしてもそのまま流用できるStickamは、
我々ブロガーにとってはなかなかどうしてかなりの良ツールだ。
動画プレーヤー、音楽プレーヤーとして利用できるし、
何より小さいサイズとはいえ、
ライブストリームスクリーンをサイドバー等に設置できるのがいい。
・画質や負荷など
今日のテストでわかったが、高画質モードでは配信側のリソースをかなり食う。
リソースが少なくなると音切れや画像処理での不整合が発生しやすくなる。
静止状態での画質は明らかにUstreamを上回るが、
広範囲キャプチャ+マビノギの戦闘となるとどっちもどっちのようだ。
これらのことから、手軽・短時間の放送にはStickam、
長時間の場合はUstreamの方が優れているという感じがする。
当面のKarakure TVは画質と画面サイズ優先でStickamを用いるが、
ペッカ下ソロなどの長時間企画の場合はUstreamを使ったほうがよさそうだ。
まあ、やっぱそれぞれ得意不得意はあるってこだわな。
ところで要らぬ心配だが・・・
以前のペッカ下の放送の際に、ストリーミング放送に興味を持ってくれた方もいる。
今後もおいらはこの楽しさの普及を目指して活動していこうとか思っているとか思っていないとかだが、楽しいばかりをお伝えしているが1点だけどうしても語っておかなければならないことがある。
この3日間ライブストリーミングについて調査をしていたわけだが、その使われ方についてももちろん色んな形が見えた。
おいらのようにゲームの実況に使用する人、自分の演奏や歌を流す人、インタビュー番組を企画する人。個人ではなく、有名なところではUstreamで演説を行った例もあれば、国際会合を中継したりといった使い方もある。
その中でとりわけ異色なのが、ライブストリーミングサービスを防犯に役立てようという考えだ。
以前にメッセンジャーを利用した防犯カメラというのがあったが、それをライブストリームでやってしまおうというもの。手軽にできるライブストリームサービスならではの使われ方だ。
が、誰でも手軽にできるというのは、同時にそれが悪用される可能性というものを示唆している。
言い方を変えれば「視聴者は配信側を監視している」ということでもあるのだ。
例えば、先日、ペッカ下ソロをやっていた際、おいらは相方を迎えに行くため1時間ほどライブ中継を切らずに離籍したことがったが、同時にそれは全世界に向けて「今、我が家には誰もいません」というのをお報せしてしまっているということでもある。
デスクトップスクリーンキャストであるおいらの放送ならまだしも、WEBカメラを利用した一般的なライブストリーミングの場合はそれが露骨にわかることになるだけでなく、カメラの位置によっては部屋内の状況まで分かってしまう。
もちろんデスクトップキャストでは、ログインID等の流出、うっかり間違って個人情報や機密情報を垂れ流す可能性は多分に考えられる。前回の放送では、これを危惧して再ログイン時は映像放送部分を一時的にカットする方向、またスクリーンキャストの描画範囲をできるだけ狭めることで余計なものが画面に映らないような形で動いたが、うっかり忘れてしまうとなかなか危険なことになりかねない。
さすがにまだ犯罪に利用されたという話は出ていないようだが、WEB2.0の特性である双方向性というのは発信側にとっては諸刃の剣であるということは、ケツ毛バーガー事件やらニコニコのテラ豚丼事件しかりでみなさんもよーくわかっていると思うが、そういったことにも気をつけておかないといけませんね、というお話でした。