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    2007年11月06日

    ●FBLという魔法について

     さて、当ブログは元来「考察」をメインとしたブログである。
     今でこそおかしな方向に突っ走ってしまっているが、元々は非常にマジメなブログである。異論は一切受け付けない。というか、ほんとマジ事実です。過去ログ見てもらえばどれだけ真面目かはよくわかるはずだ。

     そこで今宵は原点回帰、徹底的な考察を行うことにしてみた。

     今回、考察の対象となるのは略称「FBL」、正式スキル名称「ファイアボール」。
     火属性の中級魔法であり、相手によっては5桁ダメージをも叩き出す究極の超火力魔法である。

     まず、この魔法がどういったものなのかから見ていこう。


    ※注意!※ この先の記事にはメインストリームの軽いネタバレが入ります。




    1.FBLのメカニズム

     以下mabinogi wikiより抜粋
     「パララの光から生み出した炎を高速で回転圧縮し、巨大な火の玉を生み出す魔法」

     つまり、FBLは
     「パララの光から生み出した炎」と、
     「高速で回転圧縮し、巨大な火の玉を生みだす」という作業を行っていることがわかる。

     そもそも「炎」を生みだすということとはどういうことなのか。
     「燃焼」という現象とは「発熱、場合によっては発光を伴う急激な化学変化」が起こる現象である。この際、気体が燃焼するときに発生するのが「炎」である。
     そして、「パララの光」・・・太陽光を使った光学式発火法を用いていると考えられる。
     光学式発火法とは、レンズなどにより光を一点に収束させ、熱量を増加させることで発火させる方法だ。小学生のときに授業中において虫眼鏡などで実験した人も多いのではなかろうか。
     以上のことから、FBLの詠唱第一段階は、
     「光学式発火法により燃えやすいものに着火する」という作業を行っていることがわかる。

     さて、次の項目である。
     「高速で」が何にかかっているかによってえらく解釈が変わる。 「高速での回転による圧縮」なのか「回転圧縮を高速で行っている」のか。これは非常に重要な問題だ。

     そもそも「なんで圧縮する必要があるのか?」という点が思い浮かぶ。一般的に「燃焼」に関わる圧縮と言えば「空気などの燃焼物の圧縮」である。車のエンジンも「燃料と空気」を混合気として圧縮し、燃焼室に送り込み爆発を発生させている。
     多くの爆弾は、着火による熱が爆薬に伝わり、密閉空間の中で急激に膨張することですさまじい圧力を生みだし、その衝撃により攻撃するものだが、FBLは密閉空間内で行われているわけではない。
     したがって、おそらく、ここで言う圧縮とは「付近の空気を圧縮し、それを火に送り込むことで燃焼をより強いものにする」と解釈できる。

     そこでFBLの詠唱→発射のステップを見てもらいたい。
     5段詠唱が完了した時点では、まだそれほど大きくない炎だが、発射すると・・・
    20071106_1.jpg
     これほどまでに大きな火球になる。
     この時間はわずかコンマ数秒である。おそらくこのタイミングで圧縮した空気を送り込み燃焼を大きくしていると思われる。すなわち、「高速で回転圧縮」では言葉が足りていない。正しくは「高速で回転圧縮した空気を送り込み」であると思われる。
     また、着弾までの大きさが変わらないことから、この作業は着弾まで行われ、一定量を常に供給していることが伺える。
     あとは所定の位置で炸裂させるため、大量の圧縮空気(水素もしくは水素と酸素の混合気あたりかな?)を送り込んで爆発させればいいわけだ。





    2.FBLの脅威の威力

     FBLのメカニズムがわかったところで、その威力だ。

     FBLは強制ダウンを奪うことができるのだが・・・そのダウンを奪っているのは当然爆発の際に発生する爆風だろう。

     強制ダウンを奪える敵の中でも最も重そうなのは、大量の金や鉱石を使っているG2のラスボス、ゴーレムの原型であり大量の金を使ったタバルタスだろう。単純な大きさの比較からして、その全長は5m程度と思われる。金とその他の鉱物(おそらく主材料はは鉄鉱石か?)の比率が分からないが、仮にほとんどが鉄で出来ているとしよう。一般的に成人男性(身長170cm)の像を鉄で作ると、その重さは500kgにもなる。タバルタスの大きさは、残念ながらG2時のSSからぱっと見て判断するしかないが、人間の3倍ほどはある。高さ、幅、奥行き全部3倍として(厳密にはもう少し大きそうだが)、最低でも13.5tというとんでもない重量だ。実際に全身金属というわけではないのでもう少し軽いかもしれない。

     一般的に人間は風の向きに対して垂直に立っている場合、風速20m(時速72km)を超えると頑張らないと転倒する。
     物を動かす運動エネルギーの必要量は重さに比例する(厳密にはもっと細かいが)。タバルタスの重さは、仮に成人男性の約70kgという重さから逆算すると約193倍。風のあたる面積が約9倍だからおよそ21倍の風速が必要だ。その速度、実に風速420m、時速にして約1500km、マッハ1.3というとんでもない速度だ。どれだけのものか想像もつかないし、音速を超えるということは衝撃波も発生する。
     さすがは現存する最大威力の魔法。なんとも恐ろしい。

     ところで・・・日本に2度落ちた原爆。
     あれの爆風の風速440mほどらしい。

     つまり、FBLの爆風の威力はほぼ原爆と同じ!
     そうなると爆発の威力もほぼ一緒!
     一部でこの魔法が「核」などと呼ばれているが、まんまこの魔法は核爆弾に匹敵する超威力を持った魔法だったのだ。
     いや、これはすごいねFBL。今までツカエないからバカにしてたけど、これはすごい魔法だよ!!

     って・・・まてまてまて!
     広島の原爆は中心付近の温度は熱線で4000度にも達する超高熱!瞬間的とはいえ、太陽をも凌駕するすさまじい熱量で、3.5km先でも素肌を晒していた部分は火傷を負ったという。
     また、その爆風はによる風圧は350万パスカル、2km離れた家も爆風で倒壊し、その風圧なんぞまともにうけたらただではすまないどころの話ではない。
     しかもこれは上空での爆発でだ。地表で爆発するFBLはこれ以上のすさまじい破壊力を持つ発生することになる。

     こんなものが眼前で炸裂したら我々プレイヤーが生き残るすべなど無い。発射後に速やかに馬に乗って遠ざかっても、よくて百メートルほど離れるのがやっとではなかろうか。そんな距離では間違いなく生き残れない。

     誰だ、こんな凶悪な破壊魔法に「ファイアボール」なんてありがちで弱そうな名前つけた奴は。
     せめてもっとこう中二病ちっくな名前をつけてやれよ。



    3.FBLの恐怖

     それでも魔法ちっくななんかすごい力で生き残れたとしよう。
     しかし、その後に待っているのは真の地獄だ。

     まず、ダンジョンなどの密閉空間で使用した場合、瞬間的な燃焼と、その熱量による発火から発生する火事により確実に酸素が足りなくなる。特に爆心地付近は一瞬にして酸素が燃え尽きているはずだ。仮に爆発は味方にはきかなくとも、酸素が少なくなってしまったらえらいことである。
     幸い、FBLの威力は強大であり、発射後短時間で決着がつくのだが、残念なことにエリンのモンスターは賢く、普段は亜空間だかどこかに隠れていることが多い。3段沸きやら、敵のタフさに対し威力が足りない場合や、イリアのハイドトラップやらで戦闘が長引いた場合は死活問題に繋がる。相手が生物なら同じ地獄に晒されるが、中には非生物の敵も存在する。その状況下で我々人間は無力に等しい。

     燃焼がおこれば炭素と酸素が結合し二酸化炭素が発生する。また、不完全燃焼が発生した場合は煙が発生する。
     二酸化炭素は通常のように極微量しか空気中に存在していなければそれほど害があるものではないが、その濃度は4%程度になるだけでも人体に悪影響を及ぼし、7%にもなると数分で意識が失われ、最悪の場合死に至る。
     また煙は多くの場合、人体に悪影響を与える物質を含むため、特に呼吸系に多大なダメージを与える。火災での死亡原因でも、逃げ遅れたため煙を吸い込み、呼吸困難により動けなくなるという負の連鎖によるものが多い。避難訓練の際に口元にハンカチやガーゼを当てるのはこれが理由だ。
     死に至らなくとも、呼吸困難に陥った場合、戦闘を行うのは限りなく難しい。仮に生物ではない魔法生命体等の敵が生き残っていたら、そいつらにボコボコにされる確率は極めて高い。

     恐ろしいのはこれだけではない。
     FBLにより温度は急激に上昇する。連射なんてしたらサウナどころの話じゃない。
     爆発直後のような超高熱はそれほど長い時間は持続しないが、摂氏50度以上もあれば人間が運動するには極めて不適切な環境である。



    20071106_3.jpg
    空を目指し、
    少年は少女と地上を目指すのである。

     従って、FBLを発射した場合、我々は大陸移動や女神の翼などによる瞬間移動で速やかにダンジョンを脱出しなければならない。
     もしも、それらがない場合、この地獄のような環境を突破し地上を目指す熾烈な戦いが始まることになる。
     ニーナ、空にいこう。というフレーズとともに鬱ストーリーが始まること間違いなし。







    20071106_2.jpg
    遊び半分で冒険者によって
    放たれたFBLでダンバ壊滅

     では、野外の場合ではどうか?
     間違いなく地図を変更しなければならないくらいの被害が想定される。

     PvPでダンバードンの街中で放ってる連中がいるが、こんなものが炸裂したらダンバードンなんて一瞬で壊滅してしまう。あとには、焼けただれ焦げた人々の死体と、跡形もなく崩れ落ちた建物の残骸が・・・残ったらマシで、大きさから考えたらダンバードン程度の規模の町では全域が中心部に入るので、何があったのかすらわからないくらいのものになっていることだろう。

     エリンに真の恐怖をもたらすのは、キホールでも巨大なドラゴンでもない!遊び心でどこでもお構いなしにFBLをうちまくる我々プレイヤーだったのだ!




    4.威力を別の角度から再検証

     しかし冷静に考えてみると、そんな凶悪な魔法が意図も簡単に習得できるというのはおかしい。第一FBLが放たれてもクレーターはおろか、周囲の物にはほとんど被害もないじゃないか。

     そもそも爆発とは、燃焼により気体が急激に膨張する現象である。
     専門家の間ではこの炎の伝播速度(現象が別の領域に伝わる速度。この場合燃焼現象、火炎が広がっていく速度を指す)が音速を超えるものと超えないもので、爆轟と爆燃に分けられるが、FBLは「爆燃」であると思われる。
     というのも、万一衝撃波をともなう爆轟であった場合、衝撃波による破壊作用が発生し、場合によっては数百、数千メートル先までその被害が及ぶことになってしまう他、そもそもあんな至近距離で発生した場合に生物が生き残れるわけがない。
     しかし、実際にはFBLの効果範囲は狭く、高威力の衝撃波も伴っていないことが伺える。このことからFBLは実は爆発といっても燃焼が急激な速度で広がるだけの非常に弱いレベルの「爆燃を発生させる魔法」であるということがわかる。

     ランク1FBLの最大威力は3000。
     先ほどの考察からわかるとおり、FBLは「爆発による熱量と爆風や衝撃波」で攻撃するというよりも、どちらかといえば激しい燃焼による熱量のみによる攻撃が大きい。
     したがって、この「3000」というダメージ量の多くは熱量により相手を焼くことで攻撃した威力だ。
     3000というとバグベア(3010)程度のライフになる。
     デッドリーを重症状態とするならば、3000というダメージはバグベアを重症に追い込むダメージ量である(実際にはバグベアは保護による軽減を行うが)。
     炎症による熱量による攻撃であるからして、攻撃対象はひどい火傷を負うことでダメージを受ける。一般に成人でも皮膚の表面積の30%も焼ければ致命傷になることから、1ランクFBLは保護がないバグベアの皮膚の表面積の30%弱に火傷を負わすことのできる威力であると考えられる。
     こう考えるとかなりよわっちいと思うかもしれないが、表面積の大きく劣る人間サイズで考えたら間違いなく全身火傷クラスの大火傷である。

     着弾と同時に爆燃が発生させるためには、効果範囲にあらかじめ大量の圧縮空気や可燃性のガスを用意しておくか、着弾の瞬間にさらにそれらのものを送り込むかだ。
     FBLの着弾点は発射するその時に決めるので、あらかじめ準備が必要な前者であるとは考えずらいので後者であると思われる。





    5.まとめ

     以上のことから、FBLという魔法は、

     1.燃えやすいものを用意し、光学式発火法により火を起こす
       (パララのないダンジョン内ではどうしているのかは疑問)
     2.空気を圧縮
     3.発射と同時に圧縮空気を送り込み燃焼を加速度的に増加させる
     4.自身を含め味方に被害が及ばぬように、
       超硬度の防御魔法を対象の周囲に数秒だけ展開する
     5.着弾と同時に可燃性ガスなどを送り込み爆燃を発生させる
     6.爆燃発生の瞬間に「炸裂音」を発生させ、プレイヤーが見ているカメラを盛大に揺らす
     7.音にびっくりした対象は芸人顔負けのオーバーリアクション気味に吹っ飛ぶ
     8.同時に発生した急激な燃焼によって焼かれて火傷を負う

     という魔法であるということが判明した。

     なぜ、FBLが他の魔法と違い「5段階の詠唱が必要なのか」という点にかんしても、起こした火を消さないように維持しつつ、発射後に使う大量の圧縮空気やガスを用意、さらに同時に防御魔法なども展開しなければならないのだから納得がいくだろう。

     そして、使用上の注意は以下の通りである。

     1.できるだけ密閉空間では使用を控える。
       もし使う場合は最後の1発程度にとどめる。
     2.FBL射出後は速やかに口にガーゼなどをあてて塞ぎ、煙を吸い込まないようにする。
     3.先生の指示に従って速やかに部屋から脱出
     4.「おかし」の厳守
         おかし・・・押さない、駆けない、死なない
     5.おやつは300円まで。バナナはおやつに入りません。




     以上。




     ※この考察はいかにもソレっぽく書いただけの妄想です。
      厳密な計算などは一切行っていないので、ツッコミどころが多数あります。
      それについてマジでツッコミを入れることは勘弁してください。

     ※考察の方向性が完膚なきまでに間違ってることに関しては一切の苦情を受け付けません。

     ※この記事を書き始めたのは3週間以上前なので、
      ところどころで書いてる際のテンションが違うのは見逃してやってください。

     ※今回の記事を書き、多数の原爆資料を見ることになったのですが、
       改めてその驚愕の威力と、投下された場所の悲劇を知ることになりました。
       我々日本国民は、唯一の戦略級核攻撃にさらされた国の国民として、
       このことを後世までしかと語り継がねばと改めて感じました。

       とかすごく真面目そうなこと言って〆。


     参考資料
     wikipedia 原子爆弾 爆発
     雨の強さと降り方・風の強さと吹き方

     他いっぱい

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    コメント

    FBL考察

    ふむ

    ・・
    ・・・うは、ネ・タ・だったwww

    途中のブレスオブファイアナツカシス
    (あのゲーム、シリーズ進むとヒロインロry)

    FBLでダンジョン破壊してるの某ルエリの赤い人ですよ!

    FBLは攻撃範囲内なら爆心地からの距離に関係なく一定だったような気がします。爆発の瞬間、圧縮の大きさを火球の球形から攻撃範囲の円柱?に変形させているのでは無いでしょうか?

    ELHさん>
    ブレスは新作でないもんですかねぇ。
    1からの根強いファンとしては、5の変わりようはびっくりしましたが、それでもブレスらしいダークで鬱な感じたっぷりで好きではありました。

    カセトノテさん>
    ツッコミはいれるなとあれほどww
    魔法を科学的に見ること自体が根本的に間違ってるんで、何が正しいもくそへったくれもないんですよ。

    考察とかいうから真面目な内容と思いきや
    凄い「空想化学読本(もしくは大戦)」みたいなノリにw
    魔法って恐ろしい力ですね!

    マリーでFBL覚えた暁には
    使用上の注意を守って撃とうと思いますw

    ・・・密かに他のネタにも期待してみたり。
    こーゆーノリが好きです。


    何を燃やしているか?
    なぜ高速回転圧縮しているのか?
    どうして吹き飛ぶのか?
    どうしてあの規模の威力なのか?

    …「KIAI」だ!「KIAI」で全ての説明がつく!
    え、ちがう?(´・ω・)

    なんか「空想科学読本」思い出しましたw
    ネタなのは見ればわかるけどこういう考証(妄想ともいう)は面白くて好きです、はい。
    ちなみに火気の元はどこからとか5詠唱が必要な理由っぽいのは
    作中、「魔法ファイアボルトについて」とかに書かれてたりするので
    魔法士な人は読んでおくとリアルINTが高くなったような錯覚を味わえますよ!w

    汁さん>
    もともと理系ではないおいらがこういうのを書くためには、それはもう血のにじむような無駄な努力をしなければならないわけで・・・
    あーでも、スマッシュとか、微妙に考察してみたかったりするんですよ、最近。変な意味で。

    コカさん>
    なにそのエトゥナ的なノリw

    言われてみてさっそく無駄に本を買って読んでみた!
    なるほどなっとくでありんした。マビの書物って何気に色々書かれていておもろいとですね。リアルINTがあがった気になりましたですよ。

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