●激・超絶神ストーリー 第7話 雪の町で
憎しみの連鎖を断つということは、なかなかどうして難しいものだ。
人間の負の感情というものは、言い換えれば自己保身のためにある。命を守るため、プライドを守るため、無くせない何かを守るため、人は負の感情を抱く。もちろん、それが決して悪だと言っている訳ではない。むしろ極当然のことにすぎない。
だが、1つの憎しみはまるで病原体のごとく広がり、周囲を巻き込み蝕んでいく。
それは、さながらコップに汲んだ澄んだ水に、ただの1滴の色水を垂らすようなものだ。1滴の色水は、時間画の経過とともにやがて周囲に拡散する。その色をは少しずつ見えなくなっていく。だが、その水は、もうもとの澄んだ色を取り戻すことは決してできない。
連鎖する憎しみというのは、そういうものなのだろう。
表面的に見えなくなっても、必ず何かを残している。
ゆえに、誰かがどこかで憎しみの連鎖を断ち切ろうと我慢をしても、わずかなことで再燃する。
今、彼が我慢し、そしてこれからやろうとしてることは、根本的な解決にはならないのかもしれない。
だが、例え再びことが起こるまでの僅かな時間だとしても、誤解によって引き裂かれ、憎しみにとらわれた彼女を、救ってあげることができるのであれば・・・
胸にはただ、そんな青臭い思いだけがある。故に迷いなどありはしない。
雪原の冷たい風に五感を馴染ませながら、彼は振り返ることなく、北へ歩き出した。
この憎しみの連鎖を止めるために。
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よくわからんが、いつになく真面目な前書きだな、おい。
最近、テンションの使い分けがうまくいってないのか、唐紅が疲れているのやもしれん。
そんなわけで下僕どもよ、オレ様はタルラークを探して、雪に覆われた北の大地へとやってきた。
しかし、これ、人が生き抜くには少々というか厳しすぎる環境だ。おそらく、やつはジャイアントの村、バレスに滞在しているのであろう。
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トンネルを出てから北東へしばらく足を進め、ようやく建物らしきものを確認した。この丘の上がジャイアントたちの村であろう。
ジャイアントとエルフには、それはもう長い歴史的な因縁がある。
オレ様もエルフの体を使っている以上、ジャイアントから攻撃をうけるかもしれんが・・・
まあ、オレ様は神だからな!!!いくらジャイアントが低脳なボケナスどもでも、オレ様に殴りかかるなんてことは・・・

・・・・・・・・アレ??
まったく、この低脳どもが!!!オレ様の「名前」が見えんのか!!!頭の上にこうでっかく、わかりやすく横2倍角で書いてあるだろうが!!!オレ様が知る限り、こんな形で名前を書いてるのは神であるオレ様くらいだぞ!!!
(※ 一般人は普通そんなことしません)
仕方ないのでハイドを使用して村への潜入を試みた。

ふふふ、神であるオレ様にかかれば、潜入などたやすいものだな!
一度中に入ってしまえばもうこちらのものだ。とりあえず、タルラークを探さねばなrんから、聞き込み調査を試みた。
少しくらい話を聞けよ!!!
まったく、こいつらは血の気が多くてかなわん。オレ様はジャイアントの村をどうこうする気などまったくないというのに。
しかし、話を聞いてもらえないのであれば埒があかん。
こちらから思い切ってアクションを起こしてみよう。
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村の広場らしき場所で叫んでみると・・・
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おお!!お前がタルラークか!!
いや探したぞ!!!てっきりクリステルが思いを寄せる相手だから人間だとばかり思っておったが、いやまさかジャイアントだったとはな!なるほど、ここにいるのも納得できる。
さて、クリステルという女のことはわかるよな?実はオレ様は・・・

って、おい!ちょっと!なんで拳かまえてんのさ!!マテ!!話せばわかる!!話くらい聞けー!!!!
へぶあ!!
つーか、なんだこの異常な攻撃力は!!
オレ様をコケにするとはいい度胸だ。ここで、ジャイアントを村ごと滅ぼしてやってもいいところだが、神がエリンの下僕どもの一勢力に肩入れするというのはよろしくないな。今日のところは見逃してやる。
しかし、クリステルの名前を出しただけでこのような凶行におよぶとは思わなかった。
この問題の解決は一筋縄ではいかないようだな・・・
つづく・・・