●激・超絶神ストーリー 第5話 憎しみの輪
~あらすじ~
さらなるパワーアップを目指す修行に出た超絶神は、意識を何者かに操られサキュバスに殺されそうになってしまう。間一髪のところで意識を取り戻した超絶神は、犯人を捜すべくダンバードンへと向かったのであった。
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やあ、エリンの下僕ども。
昨日はあやうくR15指定にされかねない過激なことになってしまっていたようだが、もう既に平静さを取り戻し、それはもう冷静沈着クールでナイスガイな、実在するエリンの神様、超絶神である。
さて、ダンバードンで周囲のダンジョンについての情報を収集中、サキュバスに関することをクリステルに訪ねたあたりからだろうか、どうにも記憶がはっきりしていない。
おそらく、奴がオレ様の本能を呼び覚まし・・・
・・・じゃない、オレ様を操って亡き者にしようとした張本人だということだ!!
しかし、奴が何故オレ様を襲うのか皆目見当がつかない。外宇宙からの侵略者という線も考えられるが、下僕の唐紅が言うには、彼女には昔から助けられているとのことで、とてもそうとは思えない。
一先ず、ダンバードンや下僕どもからクリステルの周囲に関して聞き込み捜査を行った。その結果を低脳な下僕どもにもわかりやすく図にしてみたので見るがよい。

とまあ、こんな感じである。
キーポイントは2つだ。
まず、クリステルはタルラークとやらに恋心を抱いているが、タルラークは何故かそれに応じない。おそらく、タルラークはクリステルにスチュアートという男の影があるので、二股はごめんだと思っているに違いない。うむ、まあ真っ当な男だったらそう考えるのも当然だな。
そしてもう1つは、アイラはスチュアートが好きだったが、クリステルばっかで自分を見てくれないので愛情が殺意に変わったようで、過去に爆弾による殺人未遂を起こしていることがわかった。見かけによらず彼女もまた随分過激なことをしておる。この話はダンバードンでは有名な話なようだ。
しかし、現在はオレ様の登場によりオレ様に心を奪われてそんなことはどうでもよくなっているようだが(音楽関係のとても高額なスキルブックを「タダ」で譲ってくれたから間違いない)、現在でもスチュアートの身辺調査を下僕どもを使って行っているようだ。
ここから推測されるクリステルの狙いは・・・
スチュアートをアイラに殺させる
↓
人の恋路を邪魔するスチュアートが死ねばタルラークはきっと私のもの!
↓
そのためにはアイラの殺意を再発させなければならない
↓
アイラが夢中の超絶神がいなくなれば、きっとアイラはまたスチュアートを殺そうとする!
おのれクリステル!!!
昼ドラもびっくりな愛憎劇ではないか!!己の欲望のためだけにエリンの平和を守るオレ様を倒そうとは良い度胸だ!!!!
しかし、だ。
奴も今は愛憎により豹変しているがもともとは心優しい者で、オレ様の下僕の唐紅たちも何かと世話になっているという。
オレ様は心の広い神様である。憎しみに囚われているのだから、それを拭ってやれば無害な彼女に戻るはずである。どうにかしてクリステルの目を覚まさせてやることはできないものか。
クリステルが求めているのはタルラークである。
タルラークはクリステルが二股をかけようとしていると勘違いをしているから彼女の思いに応えていないだけであるからして、その勘違いを払拭してやれば彼も素直になるだろう。
つまり!!!
オレ様がすべきことは、タルラークとクリステルの愛のキューピットになることである!!
ふふふふ、まあ神様のオレ様が天使の役割を買って出てやるとこういうことだ。いや、オレ様は実に頭が良くて、下僕思いの優しい神様だな!こんなに下僕どものことを考えてやる神様はそうはいないぞ!ふははははは!!!
さて、問題のタルラークとやらがなんでも雪山に篭っているとのことだ。タルラークとやらは優秀な魔法使いらしく、おそらく修行のためにそんな厳しい環境を選んでいるのであろう。うむ、オレ様にもその辺は理解できる。
しかし雪山・・・ふむ、これはまた厄介なところにいる。オレ様は神様であるが、なにせ砂漠出身のエルフの体を使っておるにゆえ、寒いところは苦手だし、それとは別に少々問題もある。
長旅になりそうだし、準備をしっかり整えてから出向くことにしよう。
つづく・・・